6月1日
レディ・バード
未だ女性への評価や待遇が厳しい状態にある中、今年度アカデミー賞で史上5人目の監督賞ノミネートを果たした作品が公開です。
しかもデビュー作。そしてインディペンデント映画界のミューズとも呼ばれ、次世代のスター女優でもある監督がつくった作品は、自身の地元でもある街を舞台に、女子高生が大人になるまでを描いた青春物語。
奇しくも去年の僕が選んだベスト映画に「スウィート17モンスター」というこじらせティーンズ女子の成長物語を入れたんですが、明らかに僕はこの手の映画が大好きなんで、恐らく今回も手放しで絶賛してしまうかもしれませんw
やっぱりねぇ、当時の学生時代を振り返るとみんなイタイことしてんのよw
で、こっぱずかしいと思いながらもなんか胸が熱くなるというか。
今ももがいてるけど、当時ももがいてたんだなぁとか。
そういう意味で言うと青春映画ってのは初心に戻れるような要素も孕んでるんですかね。
と言うわけで早速観賞してまいりました!!
作品情報
18歳という子供から大人へと成長を遂げる一番多感な時期を迎えた主人公が、学業に友人に、家族や恋人に、そして自分の将来について悩み揺れ動く様子、痛々しくも愛おしく感じさせる姿をユーモアたっぷりに描いた作品。
女優として活躍するグレタ・ガーウィグが今作で長編映画監督デビューし、自身の出身地でもあるアメリカ・サクラメントを舞台に作り上げ、自伝的要素も含めた今作は、米国で公開するやいなや口コミで評判が広がり、瞬く間に拡大上映するまでになるヒットを遂げた。
そして批評サイト「ロッテントマト」で100%大絶賛される新記録を樹立し、今年度アカデミー賞にて、作品賞&主演女優賞&助演女優賞&監督賞&脚本賞と主要部門にノミネートする快挙も達成。
女性監督としても史上5人目となる監督賞ノミネートも果たすなど、記録尽くしの作品となった。
青春の痛みと輝きを真正面から捉えた、誰もが共感できる青春映画です。
あらすじ
2002年、カリフォルニア州サクラメント。
高校生活最後の年を迎え、東部の大学に行きたいクリスティン(シアーシャ・ローナン)は、地元の大学に行かせたい母(ローリー・メトカーフ)と大ゲンカに。
クリスティンは癇癪を起して走っている車から飛び降り、右腕を骨折する。失業中の父ラリー(トレイシー・レッツ)、看護師の母マリオン、スーパーで働く養子の兄ミゲルとその恋人シェリーの5人暮らしのクリスティンは、自分を“レディ・バード”と名付けて周りにも呼ばせている。
親友ジュリー(ビーニー・フェルドスタイン)と一緒に受けたミュージカルのオーディションで、ダニー(ルーカス・ヘッジズ)と出会う。ダニーと高校のダンス・パーティーでキスをするが、帰宅して母に叱られ、また衝突する。
それでも恋は順調で、感謝祭には彼の祖母の家に招待される。夜はそのまま、ダニーやジュリーたちとクールなバンドのライブに行く。
帰宅すると、寂しかったと母に告げられる。
ミュージカルは成功を収めるが、アフター・パーティーでダニーが男子とキスしているのを見つけ、彼と別れる。一方、東部の大学に入るための助成金の申請書を母に内緒で父に頼む。
年が明け、アルバイトを始めたカフェにダニーたちと見たバンドの美少年カイル(ティモシー・シャラメ)がやってくる。彼とまた会う約束をしたクリスティンは、学校ではカイルと同じ人気者グループのジェナとつるむようになり、ジュリーと疎遠になる。
ある日、ジェナの家のパーティーでカイルとキスした後、母に「初めてセックスするのって、普通は何歳?」と尋ねる。ところが母の意見も聞かず、カイルとすぐに初体験を済ませるが、彼の言葉で傷つき、母が迎えに来た途端泣き出してしまう。
その後、東部の大学からの不合格通知の中に一通だけ補欠合格があったが、まだ母には言えなかった。高校卒業が近づき、プロムのドレスを選びながら、再び母とぶつかり合う。自分の将来について、クリスティンが出した答えとは……。(Movie Walkerより抜粋)
監督
今作を手がけたのはグレタ・ガーウィグ。
女優として活躍する傍ら監督業にも意欲的だったそうで、今回念願の長編映画を作れたわけですが、今回脚本も手がけてるんだとか。
調べてみたら、既に脚本を何作か書いていたそうで、恋に友情に振り回されながら自分探しをしていく「ハンナだけど、生きていく!」、全編モノクロで描かれた作品で、プロのモダンダンサーを目指しながら夢見る日々を送る27歳の主人公の、ほろ苦くもユーモラスなやり取りを週の人物達と織り成す青春コメディ「フランシス・ハ」、ニューヨークの女子大生が年上の女性と交流することで成長していく青春ドラマ「ミストレス・アメリカ」など、自身が出演する作品で脚本を手がけています。
元々マンブルゴアといって、低予算でアマチュア俳優を使ったインディペンデント映画で、現代的な口調で若者の日常を描いた作品に傾倒していることもあり、どれも女性が成長していく物語なのも、彼女の意向なんでしょうね。
女優としては「フランシス・ハ」や「20センチュリーウーマン」などで、世間とちょっとずれてるけど、そんな事にめげずもがいてるといった、似たような役柄を演じているように思えます。
ウェス・アンダーソン監督の「犬ヶ島」にも声で出演していますのでそちらも是非チェックしてみてはいかがでしょうか。
キャスト
主人公レディバードことクリスティンを演じるのは、シアーシャ・ローナン。
今作でアカデミー賞主演女優賞にノミネートした彼女。若いうちから賞レースにノミネートされる常連ですが、まだアカデミー賞は獲れてないなんだなぁ。
ベテランや中堅にあげるのもいいけど、是非若手を育てて欲しいものです。
彼女に対してあまりコミカルというかユニークな演技って想像つかないんですけど、今作でどんな演技をするのか見ものですね。
彼女に関してはこちらをどうぞ。
他のキャストはこんな感じ。
クリスティンの母親マリオン役に、「トイストーリー」シリーズ、「JFK」のローリー・メトカーフ。
ダニー役に、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」、「スリー・ビルボード」のルーカス・ヘッジズ。
カイル役に、「君の名前で僕を呼んで」、「インターステラー」のティモシー・シャラメ。
クリスティンの父ラリー役に、「マネー・ショート/華麗なる大逆転」、「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」に出演したトレイシー・レッツ。
クリスティンの親友ジュリー役に、「ネイバーズ2」、TVドラマ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」に出演し、最近激ヤセ振りが話題のジョナ・ヒルを兄に持つビーニー・フェルドスタインなどが出演します。
思春期ならではの好奇心旺盛な部分や親に反応的になってしまっていた、あの頃やらかしてしまった時代に思いを馳せつつ、彼女がどう成長を遂げるのか。そしてそれを観て僕は何を思うのか・・・w
ここから観賞後の感想です!!!
感想
なぜ十代の頃ってこんなに自分の事しか考えていなかったのかを思い知らせてくれるのだろう。
離れて初めて気づく様々な出来事をハイスピードで描いた青春映画でした!!
以下、核心に触れずネタバレします。
あたしレディバード!!
カリフォルニア州にある少し田舎町のサクラメントを舞台に、友情、恋愛、親子関係、に悩み、もがき、苦しみ、喜び、涙し、感謝していく女子高生の高校生最後の一年間を走馬灯のようにハイスピードで描き、ユーモラスにそしてハートフルに綴った青春映画でございました。
レディバードというのはてんとう虫の事を言うようなんですが、僕が見終わった後の解釈は、レディ(女性)でバード(女の子)。
なんでバードが女の子って知ってんだよ、といいますと、僕が当時組んでいたバンド名にこの「BIrd」という単語を使っていて、女の子って意味で使ったんですが、まさか今になって役だったというw
とすると、丁度少女から女性に移り変わる思春期真っただ中の女の子の事なんだろうなと。
そんな主人公はクリスティンという親からもらった名前を名乗らず、これがアタシだと強く主張するかのように、家族にも学校の人たちにも「レディバード」と名乗って接する。
あ~~~~イタい!!
これはヤバイ。いい方じゃなくて悪い方のヤバイですよ。
家族に言わせるならまだしも(ちびまる子ちゃんだってみんなももこじゃなくてまる子だもんなぁってのを思い出した)、学校の生徒とかに知れてごらんなさい。
甲:ねえ、知ってる?クリスティンて子。
乙:え?知らない。
甲:ほらアタシ数Ⅱの授業取ってんじゃん、そこで一緒の子なんだけど、先生に刺された時にさぁ、アタシクリスティンじゃなくってレディバードですっていったのね?
乙:はぁ?何それ、意味わかんないんだけどw
甲:なんかぁ、他の子たちにもアタシレディバードだからとか言ってるらしくてぇ。
乙:え、何、芸名?アイドル活動とかってこと?
甲:いやなんかぁ、よくわかんないんだけどさぁ、あだ名ってさぁ、友達がつけるもんじゃない?アタシだってピエール瀧に似てるからってんで瀧子とかいうじゃん、みんな。てか気に入ってねぇし、むしろ似てねぇし!
乙:いや似てるからww
甲:うっせえよ!お前こそその広瀬すず意識の髪型にあってねえから!で!それをさぁ、自分でこう呼んでってのなんかおかしくない?てかキモくない?てかウザくない?
乙:確かにひくわぁ~、アイツと口きいた奴絶交とか手紙回しちゃう?
甲:何それ面白そ~wあんた書いてよ。
乙:え~アタシがぁ?ま、アタシもその子見てからね。
甲:マジでサブイボだからw
こんなようにされてしまうんですよ!きっと!
まぁさすがにいじめられるような描写は一切ないですが、明らかに地に足ついていないような行動や言動、周りが全く見えていない自分だけ良ければそれでGOOD!な考えを持ってるんですね。
例えば。
お母さんとの進路についてのパート。
お父さんがリストラに遭い家計が苦しい状況の中、NYの大学に行きたいとごねる娘。もちろん口論です。
レディバードからしたらこんなクソ田舎町で収まるようなアタシじゃない、この可能性を家庭のお財布事情なんかで決まられてほしくない!
いやいやお金を出すのはこっちだから!地元の大学に行けばお金もかからずに済むし、ちゃんとした立派な学校なんだから十分でしょ!
はぁ?お母さんは私の事愛してないの?私が羽ばたく姿を応援してくれないの!?
だって私レディバードよっ!!!
他には、
ミュージカルサークルに入ったレディバードと友人のジュリー。
そこで仲良くなったダニーといい仲になります。しかし感謝祭の時、女子トイレで並んでいたけどいつまで経っても列が進まない、そうだ男子トイレが空いてる!
ジュリーと共に男子トイレのおっきい方に入るとダニーが男子とキスしてるではありませんか!
はぁっ!?なにっ!?アタシがちょっといいなぁと思ってたダニーってソッチの人だったの!?
マジ勘弁なんだけど!アタシの思いどうしてくれるのよ!
だって私レディバードよ!!
今度はバンドのベースを担当していたカイルに惹かれていくレディバード。
イマイチ何考えてるかわからないミステリアスな雰囲気がどこかセクシーでカワイイカイルといい仲になっていきます。
そして流れでついにバージンを捨てる時。アタシ初めてなの、俺もだよ。
初めての人は初めての人でした。それは永遠に刻まれるメモリー。今まで大事にして良かった、好きな人と愛し合えて幸せ!
しかし家でイチャイチャしていた時にカイルは君が初めてでないとカミングアウトします。
え?ウソ?この前初めてって言ったよね?アタシちゃんと聞いたから?なに6人目かも?なんで覚えてないの?ふざけないでよ!あたしのバージン返してよ!
アタシのレディバード返してよ!!
そしてジュリーとも疎遠になっていきます。
カイルとの関係が深くなっていくうちに、そのバンドのメンバーの彼女と仲良くなっていきます。
学長の車にイタズラしたり、パーティーに遊びに行ったり。
要はスクールカーストの下の方だった彼女が上の階級の連中とつるむパターンですね。
気が付くと授業を一緒に取っていたはずのジュリーの姿がありません。
彼女を捕まえて聞いてみると、離れてしまったレディバードに嫉妬し怒りをあらわにしていたのです。無理もありません、友達だったのに付き合い悪くするレディバードがいけないのです。
ですが口論はエスカレート、ついにはジュリーのお母さんの豊胸疑惑まで言及。おまえの母ちゃんでべそ級の悪口です。
このように、母親とは進路のことでケンカをし、彼氏や友達とは自分と合わないとすぐ拒絶。
かまってちゃんでありながら、ちょっと違うだけでふてくされ直ぐ感情をあらわにする残念な女の子だったのです。
離れて気づく大きな存在
レディバードはあらゆる場所で口論をし、自分をの正しさを主張し自分の近しい人たちを困らせていきますが、ちゃんときれいな心を持っています。
ダニーとキスまでしたのに、彼がゲイだと知ったことで拒絶しますが、彼の痛みや苦しみを知ってそれを理解する一面を見せたり、カイルたちとプロムに行くために出かけるも、同行した連中らがプロムに行かないことを知り、車中でかかっていたお気に入りの曲をけなされたことが決定打となり、ジュリーの元へ向かい彼女との中取り戻していきます。
私の知らない一面を打ち明けてくれた、そんなに苦しんでいたのか、なぜ私は拒絶してしまったんだろう、なんでそんな可哀想なことをしてしまったんだろう。
彼女と離れて普段つるまない人たちと遊んだりしたけど、こんなに価値観やフィーリングが合わないなんてなんでもっと早くに気付かなかったんだろう、ジュリーは今どうしてるだろう、プロムに出かけたのかな、心配になってきた。ちゃんと謝ろう。
一度離れてしまうと中々修復するのは難しい友人関係。
しかし彼女はキチン自分の良心と向き合うことで、少しずつ今までこじらせていた自分に見切りをつけていく姿を見せていくのです。
そして母親。
進路の事で何度もぶつかってきたレディバード。
部屋を散らかしたままでかけては怒られ、バスタオルを2枚使っても怒られ、朝食を自分で作ると言っても怒られ、停学処分になった時も怒られ、勝手に助成金を申請しNYの大学に補欠合格していたことがバレてしまい、ついには口をきいてくれなくなってしまいます。
劇中レディバードは母親に自分のことを愛しているかを訪ねます。
もちろん答えはYES。てか子を愛してない母親なんていません。イレギュラーを除いて。
ただお母さんはあまりにも軽率な行動や身勝手な言動ばかり言うので、そういうことを直してほしい、最高のあなたでいてほしいという願いから怒るんだということを伝えます。
この母娘、常にケンカばかりではありません。
感謝祭の服選びの時には色々言い合っていますが、お母さんが選んだ服はレディバードの好みのもので、その感謝祭の時には夜遅くまで遊んで帰ったことでお母さんを寂しがらせてしまった、夜勤明けで休みが出来れば二人で大きな家を見に回ったりする一面もあり、仲睦まじい姿も。
どう見たって素敵な親子で、愛していないようには見えませんが、レディバードには日ごろの自分の行いのせいでそう思われていないように感じていたのです。
そしてNYへ一人旅立ったレディバード。
何度もぐしゃぐしゃに丸めては認めた娘への手紙。お母さんは渡しませんでしたが、父親がこっそりゴミ箱から拾って娘に渡していたのです。
文章力がないからと渡すことをやめてしまったお母さん、しかしそこには彼女を生む時の様々な困難があったことが記され、奇跡的に彼女を生むことができたことが書かれていました。
そしてようやく彼女は母親のありがたみを知り感謝を伝えるわけです。
劇中学長の車にイタズラをして呼び出されてしまうシーンがあります。ここで学長はそれを許すんですが、その時に「愛情と注意を払うって同じ表現じゃない?」というセリフがあるんです。
これは素晴らしいセリフだなぁと感じた瞬間でした。
相手に愛情を注ぐ、それは強く意識して目を向けることがそれであり、母親が娘に対して行ってきた小言や行動はまさにそういうことなんだなと。
だから終盤その注意を払わなくなった時の母親に気付いた娘の一生懸命謝る姿はとても印象に残るシーンでした。
それだけ自分は取り返しのつかないことをしてしまった、これまでの母親の自分に対するしつけや説教は愛情だったのだと。もうそれすらもしなくなってしまった母親のマジな感情に怯えるのもすごくわかります。
経験談ではありますが、僕もレディバードならむジェントルメンモンキーだったわけで、自分の主張ばかりで周りの目など気にしないかなりこじらせ野郎だったのだと思います。
地元の大学に行ってほしいという母親の願いを無視し、てめえで金稼いでやりたいことをやるからと、音楽の学校に行くために上京し、初めての一人暮らし、計画性のない金の使い方に苦しみ仕送りをしてもらい、自分で自炊し洗濯し掃除し、何もかも自分でやらなければならない生活に、親のありがたみを感じたものです。
数年帰らなかった時があったのですが、さすがにマジで怒られた時は反省したなぁ。
まぁ自分の話はいいや、とにかく今でもそういう部分があるかもしれませんが、あまりにも近すぎるとありがたみや感謝って感じなくなってしまうんだけど、離れてみて気づくんですよね偉大さとか大事さとか。
そんなことをこの映画は教えてくれるような気がします。
最後に
主人公演じるシアーシャローナンの一挙手一投足がグレタ・カーウィグに重なって、もうちょっと彼女が若ければ自分でやったんだろうなってのが伝わる、当時のグレタが憑依したかのような演技でした。
作り方もノア・バームバックに通じる、淡々とした中に笑いを入れたりサラッと大事なセリフを入れたり画で現したりってのが似ていたなぁと。
とにかく1年の月日があっという間で、気持ちいくらいのテンポで進むのが爽快で楽しいです。要は今思い返すとあの頃ってあっという間の日々だったって解釈どうですか?
途中ミュージカルサークルの顧問がが2軍のアメフトのコーチに変わった時の練習が非常にツボでした。
ミュージカルの練習の常識を覆すかのような説明。戦術を説明するかのようなフォーメーションでの説明にみんなマジになってノートに書く件は笑えましたねぇ。
で元々やってた神父さんはなんでやめてしまったのかがよく分からなかったんですが、あれは重病ってことですかね?レディバードのお母さんに相談していて黙っててくれって言ってたのでそうなのかぁと。
最後のお母さんの行動には涙溢れたし、終始楽しかったんだけど、僕の好みではなかったのがちょっと残念。やっぱり僕は「スウィート17モンスター」の方が好きかなぁ。
シアーシャもいいんだけど、ヘイリーちゃんの方がなんかリアルなんだよなぁ。
後はあまりにも断片過ぎたんだよなぁこの映画。それをグレタはやりたかったんだろうけど。
とにかくこじらせた十代を送った全ての人に引っかかるであろう青春映画だったのではないでしょうか。
というわけで以上!あざっした!!
満足度☆☆☆☆☆★★★★★5/10