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映画「アンジェントルメン」感想ネタバレあり解説 ブラッカイマーだもん楽しいに決まってる。

アンジェントルメン

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みんな大好き「007」が、プロデューサーであるバーバラ・ブロッコリの手を離れ、AmazonMGMが製作に関するすべての権利を獲得したという報道がありました。

これにより007は今後、新たなボンド役の選定から新シリーズの製作、さらにTVシリーズやスピンオフなどの製作にも力を入れるそうです。

 

また一つ映画が死んだ印象を受けました。

 

果たしてお父さんのアルバート・R・ブロッコリや原作者のイアン・フレミングはどんな気持ちでいるんでしょうか。

 

なぜ急に007の話をしてるかって?

今回鑑賞する映画は、007の生みの親イアン・フレミングがウィンストン・チャーチルと設立した秘密諜報機関の実話が元になっているというスパイアクション映画だからなんです。

007の元ネタでもあるし、イアン・フレミングがキャラクターとして登場するっていうから楽しみ。

 

早速鑑賞してまいりました!!

 

 

作品情報

ジェントルメン」、「オペレーション・フォーチュン」そして「コヴェナント/約束の救出」と、近年精力的に製作し続けるガイ・リッチー監督が、「トップガン:マーヴェリック」、「バッドボーイズ/RIDE OR DIE」を製作したジェリー・ブラッカイマー製作指揮のもと作り出した、近代最初の極秘ミッションを描いたスパイアクション映画。

 

第二次世界大戦中の英国を舞台に、特殊機密機関からの命により、「非公式」で任務を受けた少佐ら型破りな精鋭部隊の勇姿を、豪快且つ痛快に暴れまわるアクションをふんだんに盛り込みながら、実在した作戦をエンタメチックに描く。

 

後の英国諜報機関「MI6」となる「特殊作戦執行部(SOE)」を描くにあたり、監督のガイ・リッチーは、のちに世界各国で機関が設けられたほどの奇跡の作戦を知り、ぜひ映画にしたいと思ったそう。

また実在した人物を映画のキャラクターにするために、歴史調査をしながら人物の根本的な性格を探り落とし込んでいったとのこと。

 

そんな魅力あふれるキャラを演じるキャストとして、「ジャスティスリーグ」のヘンリー・カヴィル、「ベイビー・ドライバー」のエイザ・ゴンザレス、「ワイルド・スピード/ファイヤー・ブースト」のアラン・リッチソン、「TIME/タイム」のアレックス・ペティファー、「デューン 砂の惑星PART2」のバブス・オルサンモクン、「クレイジー・リッチ!」のヘンリー・ゴールディング、そして「イングロリアス・バスターズ」のティル・シュヴァイガーなどが出演する。

 

超娯楽大作を製作し続けるジェリー・ブラッカイマーと、無骨で荒々しく男くさい野郎を描くガイ・リッチー、ありそうでなかったタッグがついに実現する。

 

 

 

あらすじ

 

第二次世界大戦中、独ナチス軍の猛攻により英国は窮地に追いこまれていた。

ガス少佐(ヘンリー・カヴィル)は特殊作戦執行部に召喚され、ガビンズ‘M’少将(ケイリー・エルウィズ)とその部下イアン・フレミング(フレディ・フォックス)から任務を言い渡される。


「英国軍にもナチスにも見つからず、北大西洋上のUボートを無力化せよ――」

 

“イカれた”メンバーを集め漁師を装い船で現地へと向かうガス。

潜入工作員のマージョリー(エイザ・ゴンザレス)、RH(バブス・オルサンモクン)らとともに作戦決行に向け準備を進めるが、予想だにしない展開により事態は暗礁へと乗り上げてしまい……。(HPより抜粋)

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キャラクター紹介

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  • ガス(ガス・マーチ=フィリップス)(ヘンリー・カヴィル)…007ジェームズ・ボンドのモデルとなった実在の人物。大胆不敵で型破りで手癖が悪い。「上の命令を聞かない」ことから作戦のリーダーとして任命された。
  • マージョリー(マージョリー・スチュワート)(エイザ・ゴンザレス)…女優、歌手であり凄腕スパイ。射撃の腕前も超一流。母方がドイツ系ユダヤ人。実在の人物がモデル。
  • ラッセン(アンダース・ラッセン)(アラン・リッチソン)…別名“デンマークの怪力男”。ボウイナイフと弓矢の名手。兄をナチスに殺された。実在の人物がモデル。
  • アップル(ジェフリー・アップルヤード)(アレックス・ペティファー)…チームの“頭脳”で計画の達人。チェスのグランドマスターで外科医。実在の人物がモデル。
  • ヘイジー(ヘンリー・ヘイズ)(ヒーロー・ファインズ・ティフィン)…一流航海士、賢く物静かで策略家。兄がUボートの魚雷に殺されナチスを心底憎む。実在の人物がモデル。
  • RH(リカルド・ヘロン)(バブス・オルサンモクン)…隠密行動と秘密通信に長けた諜報員。ナチスの高官相手に裏ビジネスを営む。
  • フレディ(フレディ・アルバレス)(ヘンリー・ゴールディング)…潜水工作員で爆破のスペシャリスト。放火で逮捕歴があり趣味は破壊活動。

 

  • ルアー大佐(ティル・シュヴァイガー)…作戦決行の場であるフェルナンド・ポー島の指揮官。RH曰く「ナチスより邪悪な存在」。
  • ガビンズ准将‘M’(ケイリー・エルウィズ)…特殊作戦執行部(SOE)の指揮官。実在の人物がモデルで、007シリーズのMのキャラクターにインスピレーションを与えた人物。
  • イアン・フレミング(フレディ・フォックス)…Mの部下で元海軍情報部部長の代理。SOEと特殊部隊の連絡係を務める。のちに小説007シリーズを執筆する実在の人物がモデル。
  • チャーチル首相(ロリー・キニア)…英国首相。ナチスの猛攻に対抗すべく、秘密裏に「オペレーション・ポストマスター」を指示する。実在の人物がモデル。

(HPより抜粋)

 

 

 

 

 

 

 

 

昔のガイリッチーに戻ってくれたら最高なんですが、果たして。

ここから鑑賞後の感想です!!

 

 

感想

イングロリアス・バスターズをストレスなく見られるスパイアクション。

007の元になったモデルは紳士なんかじゃなくならず者でしたw

しかし都合よく進んでいくのに壮観だから文句言えませんw

以下、ネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

何と都合のいい。

第二次世界大戦下のイギリスはナチスから総攻撃を受けているため、向こうの条件を飲んで譲歩するしかない。

しかし!チャーチルだけは違った!

アイツの本を読んだけど、あんな洗脳めいた本読んだら向こうの思うつぼだ!

決して屈してはならん!ネバーネバーネバーサレンダーなのだ!!

 

アメリカからの援護を待つイギリス軍だったが、国の周りをナチスのUボート船が囲っているため、アメリカもうかつに近づけない。

だったらUボートを給油する船を襲ってしまえば、アメリカも近づけるぜ!?

 

でもそんな任務を誰に頼む?

あ、一人いましたよ、全く命令効かなくてムショにぶち込まれてる男が。

 

そんな「非公式な任務」に抜擢されたガス・マーチ=フィリップスことガスは、自分の配下に置きたい仲間をリクルート、さらにナチスに捕らえられた仲間を救出しながら現地へ向かうミッションに挑む。

 

一方、現地の島に金のディーラーとして潜入しているRHとマージョリーは、ヒトラーよりもおっかないとされているルアー大佐を騙しながら、現地の情報収集に挑む。

 

こうしてイギリス絶体絶命の中、非公式な奴らによる非公式なミッションが幕を開ける!というもの。

 

 

ガス一行の行動とRH&マージョリーの視点を主に見せていく過激なミッション。

冒頭から軽快にナチスの軍人を一網打尽にしていくツカミのアクションで幕を開きながら、スムーズにキャラの説明をし、キャラの特徴を生かしたアクションを挿入していくという、アクション娯楽大作のお手本のような導入に、俺ちゃん大興奮。

 

誰もがナチスを心底憎んでおきながらも感情を表に出さずに目の前を敵を瞬殺していくその姿は、正に諜報員。

特にアラン・リッチソン演じるラッセンが最高なんです。

 

冒頭では慣れない英語を話すマッチョな船乗りを装ってましたが、突如戦闘開始の合図とともに、持っていたナイフで敵を思いっきりサクサク刺しまくるではないですか!!

剛腕から繰り出される一刺しはどう考えても避ける術はなく、相手もただ刺されるしかないくらいヘナチョコ伏兵になってましたねw

 

だけど彼の凄さはこれだけじゃない。

皆が拳銃やマシンガン、ライフルといった銃器で応戦する中、なぜか彼だけ弓矢!!

チームの頭脳とも言えるアップルを救出するために乗り込んだアジトでは、隠密行動など一切せず、弓矢でガンガン兵隊の急所を百発百中で射止める能力を持っている。

しかも、その威力は相手の体を貫通し、後にいる兵士まで届くという力技。

 

こんなの敵にしたら絶対勝てないだろう!!

それほど圧倒した力で敵を粉砕していきます。

 

まだあります!

アップルを救出した際、まだ息のあった敵に「とどめだ」と笑みを浮かべながら心臓をくり抜くというヤバさ!

ガスよ、こんな奴一体どこで見つけてきたんだ!!!

 

他にも爆弾の名手や船の操縦ピカイチの男なども加わってるんだから、チームとして向かうところ敵なしなんです。

 

 

一方先に島に潜入したRHとマージョリー。

アフリカを走る列車の中でUボートに積む予定のリストを奪うべく、敵兵に近づくマージョリー。

 

最初は「なんでドイツの飯ってソーセージとキャベツとライ麦パンしかないの~?あたしスペインとかフランス料理とかの方が好きなんだけどぉ~」とわがままを言うマージョリー。

そりゃナチス占領下の列車なんだから仕方がない。

でもこのミッションを成功させなければ、ずっとこの飯を食わなきゃならなくなる・・・

でも、イギリスはフィッシュ&チップスしかないけどね、なんて小粋なジョークを挟みながら実行開始。

 

酒に酔ってるせいでウザ絡みしてくる相手を巧くかわすマージョリーでしたが、奥に座っている上官に足止めを喰らってしまいます。

紳士たる者女性に荷物を持たせるなんて言語道断!

でもその荷物の中身は、さっき盗んだリストが入ってるのよね~・・・と半ば緊張の表情を浮かべるマージョリーでしたが、すかさずRHが「では私が荷物を」と見事なコンビプレー。

 

すかさず逃げ込んだ奥の部屋で、急いで上司のM宛てにモールス信号を送ります。

 

サクッと報告を終え食堂車の席に戻る2人の前には、先ほど仕方なく頼んだソーセージとキャベツとライ麦パンが!

 

やはり英国製のスパイアクションは、こうしたスマートなミッションがたまりません。

 

 

このように、一応それなりの難ありな状況が舞い込んでくるけど、基本的にはそこまでの危機にはならず、難なくミッションコンプリートしちゃうですね。

正直物足りなさもあるかもしれないけど、ストレスフリーで見れちゃうのが楽しめる要因でもあります。

僕が考えた最強のスパイアクションとでもいうべき、ガイ・リッチーの野郎臭むんむんな匂いと、野郎だから醸し出せるチームワークと渋さ、そこに男だから考え付くセクシー&ビューティホ~な女スパイが紅一点として華を添えてるのが最高です。

 

中盤からは打ち上げ花火連発。

一応本作のヴィラン的存在であるルアー大佐は、ずる賢さと度胸でその場を乗り切るマージョリーで冴えも脅える存在。

自身がユダヤ人であるが故に、正体がバレてはいけない。

そんなドキドキの状態で疑ってばかりのルアー大佐を、ギリギリのところで交わすマージョリーとの心理戦は見事です。

 

しかし予定していた船が3日早く出港する情報を手に入れたRHは、急いで現地へ向かうガスに連絡。

ガスらは、陸地近郊に待機しているUボートに見つからないよう現地に向かわなければならないが、逆に警戒し過ぎて沖ばかり進むと、今度はUボートを監視しているイギリス艦にバレてしまう。

 

結局イギリス海軍の巡視艦に見つかってしまった一行は、敢えて素性を明かすことに。

するとUボートがイギリス艦をキャッチしたことで、戦闘モードに。

そのどさくさに紛れて二つの国を煙に巻くという大胆な行動に成功します。

 

 

RHが現地で一儲けしている元クリケットの代表メンバーだったリーダーを仲間にいれ、ナチス兵200人VS20人足らずのならず者が、終盤火花を散らしていくのであります。

 

イタリアから借りている船を爆破して沈める作戦でしたが、かなり重くしているという情報を掴んだマージョリーは、RHを介して作戦中止を促すことに。

しかし、アップルの『だったら船を盗んじゃおうぜ」という機転の利いた作戦変更により、ガス一行は敵にバレたら総力戦になりかねない大バクチに打って出ます。

 

給油タンクを爆破して、イタリア船の怒りを爆破。

これが夜ではあるモノの、大きな大きな打ち上げ花火となっていて、ガスも思わず「壮観だ」とこぼすほど美しい炎が拝めます。

 

結局ナチス兵が陸地からバカスカ銃を撃ちまくるので銃撃戦へと発展していくのですが、やはりアクション映画はこうでなきゃといわんばかりのシーンに。

船員と戦うシーンでも、狭い船内で暴れまわるアップルやラッセン無双状態が痺れます。

 

ガスもガスで、妙な高笑いをしながら敵を一撃で仕留めるから怖い。

なぜかお気に入りのナチス高官のコートを羽織って敵を撃ちまくる姿もまた、壮観であります。

 

 

最後に

悪役となったティル・シュヴァイガーのコワモテっぷりをもっと出してほしかったし、このままでは危機一髪!な場面もことごとくスカすガイ・リッチーの演出が都合よすぎる部分も多々ありますが、何度も言うようにストレスフリーでサクッと見れちゃうのが本作の良さ。

 

全てが全てそういう映画だと嫌になっちゃうけど、たまにはこういう強すぎてあっという間に終っちゃうアクション映画も見ていいもんです。

 

キャラのほとんどに見せ場があるのも個人的にはグッド。

爆弾を仕掛けたのが見つかってしまい、一触即発な状態の中、袖からするっと小銃で応戦するも、最後の一発が詰まってしまってあたふたしながらなんとかとどめを刺すRHも良かったですし、ルアー大佐と共にクレオパトラ妃の衣装で魅了したかと思えば、ユダヤ人であることがバレてしまってさぁ大変だったマージョリーも、女狐と呼ばれるだけあって用意周到に銃を出してルアー大佐を一発で仕留める姿もエロカッコイイ!

 

マカロニウエスタンめいたBGMとビッグバンドジャズのリズムで彩ったこともあって、全体的にカッコイイ映画になってたのも楽しかったですね。

 

007がよりスタジオ主導になった今、どんどん007を意識したスパイアクションが出ても大歓迎。

だってもうかつての007は作られないかもしれないんだもん。

さらに言えば、現在ボンド役は20代を探してるという情報もあり、ますますヘンリー・カヴィルにボンド役が回ってこないことを考えると、本作でスパイを演じたことってすごく貴重かもしれない。

コードネームU.N.C.L.E.の続編も製作してほしいけど、アーミー・ハマーが干されてるから無理だろうし…。

 

とにかく見たいスパイアクションが詰まった娯楽大作でした!

というわけで以上!あざっしたっ!!

満足度☆☆☆☆☆☆★★★★6/10


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