4月24日
アイアムアヒーロー
なんか聞いたこともない映画祭で絶賛とか、賞をもらって予告に冠つけて展開してる宣伝方法に配給側の意図が読めない作品ですが、
もうそこは純粋に漫画原作の実写で、タレント揃いの娯楽映画って感覚で。
原作途中までしか読んでないし、うろ覚えだし、別に見なくていいんだけど、どうしても東宝配給なのにもかかわらずR15指定というところにすごく惹かれてしまい見に行って参りました。
あらすじ
鈴木英雄(大泉洋)35歳。職業:漫画家アシスタント。彼女とは破局寸前。
そんな平凡な毎日が、ある日突然、終わりを告げる…。徹夜仕事を終えアパートに戻った英雄の目に映ったのは、彼女の「異形」の姿。一瞬にして世界は崩壊し、姿を変えて行く。
謎の感染によって人々が変貌を遂げた生命体『ZQN(ゾキュン)』で街は溢れ、日本中は感染パニックに陥る。
標高の高い場所では感染しないという情報を頼りに富士山に向かう英雄。その道中で出会った女子高生・比呂美(有村架純)と元看護師・藪(長澤まさみ)と共に生き残りを賭けた極限のサバイバルが始まった…。
果たして彼らは、この変わり果てた日本で生き延びることが出来るのか。そして、英雄は、ただの英雄(ひでお)から本当の英雄(ヒーロー)になれるのか!?
監督・キャスト
監督はアクション大作の多い佐藤信介。
初監督作品がぴあフィルムフェスティバルにてグランプリを獲得したことで監督業を開始し、
梶芽衣子主演で製作された作品のリメイクで話題となり、アクション監督にはドニー・イェンが務めたという本各的SFアクション「修羅雪姫」や、死んだはずの主人公が黒い球体からミッションを受け星人と呼ばれる敵を倒していく人気コミック原作のSF映画「GANTZ」「GANTZ PERFECT ANSWER」などの話題作を手掛け、
近年も、表現の自由をめぐって政府と図書隊が対立する模様を描きいた人気小説を実写化した「図書館戦争」「図書館戦争 THE LAST MISSION」があります。
今年は、デスノート2016も監督して製作中とあって大忙しみたいですね。とにかく、アクションに定評のある方なので、話云々はおいといてアクションは見ものだと思います。
主演の漫画家アシスタント・鈴木英雄を演じるのは大泉洋。
どんなへたくそなボールもちゃんと打ち返す、そんな抜群なトーク力と、独特の間や受身の姿勢といったうまい立ち回りのする俳優さんだなぁと。
やはりバラエティで磨かれた瞬発力とと道産子魂の賜物なのでしょうか。
大学の同級生と劇団「TEAM NACS」を結成後、北海道のバラエティ番組で知名度を上げていき、TVドラマや映画、舞台などに勤しんでいます。
映画でいえば、ねずみ男役が好評だった「ゲゲゲの鬼太郎」や、怪しげな探偵と中学時代からの親友の行方を捜すハメになった主人公の予測不能な展開で描かれた大どんでん返しな作品「アフタースクール」や、
北海道を舞台にした映画にも多く出演し、歓楽街すすきのBARで助手と営む探偵をハードボイルドに描いた「探偵はBARいる」シリーズや、
洞爺湖の近くでパンカフェを営む夫婦とそこへ訪れる客たちとの交流を描いた「しあわせのパン」、北海道で小麦と葡萄の農業を父から譲り受けた兄弟と突如現れる女性3人でおくる「ぶどうのなみだ」など地元を愛する男ならではの作品も多数出演しています。
緻密な脚本で楽しませてくれる内田けんじ監督の作品。
母校の中学校で働くお人好しな教師・神野のもとに、かつての同級生だと名乗る探偵が、神野の幼馴染・木村を探しに尋ねてくる。ややこしい問題に巻き込まれるも、神野は徐々に明らかになっていく木村の本性を知り、事態は誰もが予想しない展開に向かっていく。
旬なアラフォー俳優3人がメインというだけでも面白いのに、序盤の騙す気満々で怪しいにおいからのどんでん返しは圧巻。「お前がつまらないのは、お前のせいだ」というセリフは最高です。
英雄が逃げる道中で出会う女子高生、比呂美を演じるのは有村架純。
なんかこの映画に関してドタキャン騒動も出てましたが、ドタキャンしたのは本編でなくスピンオフの方みたいですね。何よりお仕事ドタキャンはまずいっすね。
彼女に関してはこちらでどうぞ。
男勝りな元看護師、藪役に長澤まさみ。
昔は大っ嫌いでしたねー。なんか知らんが。見てて腹立つ演技ばかりというか。でも、モテキを見て何かに吹っ切れたような自信満ち溢れた演技と、あの役柄でのビッチな雰囲気にやられましたwwwありゃあ、男ならほっとかねぇだろ!
東宝シンデレラオーディションでグランプリ受賞後、「ゴジラ」シリーズにてモスラの妖精、小美人役として出演、「世界の中心で、愛をさけぶ」では白血病の少女になりきるためにスキンヘッドになるなど話題を呼び、一躍スターの仲間入りを果たしました。
その後、「ラフ ROUGH」や「タッチ」で浅倉南役をやるなどあだち充原作のコミックを実写化した作品ではイメージそのもののキャスティングと話題を呼びながらも、「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」では強い女性像を、「曲がれ!スプーン」では地味なAD役としてなど、いろんな役を演じていき役者の幅を広げています。
しかしながら、興行的にはどれも振るわず客を呼べない女優などとレッテルを貼られましたが、転機となったのが、
生まれてからずっと彼女のいないアラサーでサブカル好きな男にモテ期が訪れ、女性たちと交流していく中で自分の本心を見出していく「モテキ」で、セカチュー以来の森山未來とのタッグや男性釘付けな大人の色香をさらけ出したことが好感を呼び、
現在も海外での活動や、脇役としても光る演技を身につけ活躍しています。
恥ずかしながら劇場へ4回も足を運び、この商品まで買ってしまうという入れ込み様だった当時。あ~はまったなぁ。
金なし夢なし彼女なしの31歳独身男、藤本幸世がニュースサイトのライターとして働き始めたある日、ツイッターで知り合った雑誌編集者の松尾みゆきとイイ感じに。彼氏持ちと判明するも簡単には諦めきれない。するとあれよあれよと彼の周りには女性たちが寄ってくる。どうやら藤本に2度目の“モテキ”が奇跡的にやって来たようなのだが…。
幸世の心情に合わせた青春のJPOPをこれでもかと投入し、斬新な演出とエロい描写、そしていい歳した男が女を求めてがむしゃらに奔走する生き様!長澤まさみにテンガTシャツ着せたり、真木よう子のとび蹴り、麻生久美子のほおばる牛丼、仲里依沙のたわわな胸、すべてツボです。はい。
他にも、生存者たちのリーダー的存在・伊浦役に吉沢悠、その彼とともに行動するサンゴ役に岡田義徳、英雄の恋人・てっこ役に片瀬那奈、英雄と同期の売れっ子漫画家・中田コロリ役に片桐仁などが出演しています。
というわけで、非常にホラー苦手なんですが、洋画じゃねーし大したことねぇだろうと余裕の気持ちで臨んだ、ダメ人間vsZQNの攻防やいかにっ!!
では感想ですっ!!!